最終損益とは企業が生み出した最終的な損益のことで、以下のような算出過程を踏む。
(1)「売上高」から人件費、原材料費、広告宣伝費などを引いて、本業の儲けを示す「営業損益」を算出。
(2)「営業損益」から支払い利息、受取配当、金融収支、関連会社の損益の一部を足し引きして「経常損益」を算出。
(3)「経常損益」から株式の評価損・評価益などの特別損益、土地の売却益、税金などを足し引きして「最終損益」を算出。
そして、企業が子会社などを含めたグループ全体で生み出した最終的な損益を「連結最終損益」と言い、決算短信の「当期純利益」の項目に示される。