中国の為替介入(人民元)

Pocket
LINEで送る

中国は自国通貨である人民元の過度な相場変動を防ぐために、中国人民銀行(中央銀行)が為替相場に介入している。

中国の為替介入は、人民元の上昇を抑える人民元売り・ドル買いが基本。

市場での自由な売買で価値が決まる「変動相場制」とは異なり、市場介入により政府がドルなどに対する価値の変動を一定の幅に収める「管理された変動相場制」を採用している。

そのため、人民元の価値は経済力に比べ、大幅に割安に維持され、輸出に有利に働いている。

中国は人民元改革の一環として2005年7月、対ドルで2%強の切り上げとドル連動制からの離脱を決定した。

その後、3年間で対ドル相場は約2割上昇。

しかし、金融危機の影響を和らげるため、2008年夏から為替介入により対ドル相場を6.8元台に事実上固定した。

2010年6月、人民元の弾力化方針を表明し、小刻みに元高に誘導しているが、世界的な貿易不均衡を背景に欧米などから人民元の切り上げを求める声が高まっている。

中国ビジネス最新事情 付録付きブランドムック 中国語